少しずつ暖かくなってきましたね。
炭酸が大好きな私は、この時期はつい炭酸飲料ばかり飲んでしまいます。
ですが、コンビニなどで飲む炭酸飲料はどれも砂糖がたっぷり入ったものばかり…美味しいですが、決して体に良いわけではなく、健康を考えると少し罪悪感を感じます。
実は世田谷百貨店でも炭酸飲料をいくつかご用意しているんです!その中でも今回ご紹介したいのが「土佐山ジンジャエール」。高知県の土佐山で取れた有機生姜がたっぷり使われたジンジャエールです。
土佐山ジンジャエールには生産者である高知県の「夢産地とさやま開発公社」の強い想いが込められております。夢産地とさやま開発公社は、食の安心・安全志向があまり高くなかった平成元年から安心・安全な農産物の生産振興と流通の確保に取り組んでいる組織です。
一番のこだわりは、生姜そのものをお客様に味わってもらうために、化学合成農薬や化学肥料を使用しない有機農業です。使用されている生姜は高知県土佐山高川地区で栽培されています。こちらの地域は、「環境に優しい農業」「安心で美味しい農作物の生産」など有機農業に積極的に取り組んでいます。
有機農業:
原則として化学合成農薬、化学肥料や化学合成資材を使わないで、3年以上を経過し、堆肥などによる土づくりを行った農地で行う農業のこと。農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和などに留意しつつ、土づくりなどを通じて化学肥料、農薬の使用などによる環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業のことをいいます。なお、有機農業については、化学合成農薬、化学肥料などを使用しないという面では環境保全に資する農業であることから、環境保全型農業の1つの形態として位置づけています。 (夢産地とさやま開発公社 Webサイトより)
製品を手に取っていただければわかりますが、ビンのそこにはたっぷりと生姜の栄養素が沈殿しています。こちらは生姜をじっくりと煮込むことで栄養成分が抽出されるとのこと。生姜の成分を無駄にせずビンの中に閉じ込めているのです。
土佐山ジンジャエールで使用されている原材料はほとんどが"土佐山産"。自社栽培をしている有機生姜はもちろんのこと、日本ミツバチのはちみつや赤唐辛子も土佐山でつくられているものを使っています。また、使用されている水にもこだわり、土佐山の源流域から流れ出す、平成の名水百選に選ばれた清流・鏡川の水を使っています。
そんなこだわりが認められて、世界中の食品、飲料品の「味」の審査をし、優れた製品を表彰する機関「iTQi」から星2つを獲得しました。高知県のジンジャエールがいつしか世界のレストランで飲まれる日が来るかもしれません。
生姜の辛み成分はジンゲロール・ショウガオールからきています。ジンゲロール・ショウガオールには血行を促進する作用や、体を温める働きがあるほか、新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働きがあります。冷え性の女性とっては強い味方です。
土佐山ジンジャエールには辛口と甘口の2種類あります。
甘口が一般的な辛口ジンジャエールといったところでしょうか。生姜の風味・辛さまで、本当の生姜を食べているような感覚です。スタッフからは「世界一辛いジンジャエールなのではないか?」などの声もありました。
そんな中、ついに昨年の7月に高知県工業技術センターが一般的に飲まれているジンジャエールや辛いと評判のジンジャエールなど全12種類のジンジャエールと成分比較を行いました。結果、土佐山ジンジャエール(辛口)がジンゲロール・ショウガオール(生姜特有の辛味成分)、ネラール(生姜特有の香気)ともに、一番多く含まれているという結果に。
つまり、どのジンジャエールよりも生の生姜に近しいジンジャエールといっても過言ではないでしょう。初めての方にはぜひ、辛口にチャレンジしていただきたいです。
世田谷百貨店では、カフェメニューとしての提供はもちろんこと、土佐山ジンジャエールの素となる、ジンジャーシロップも販売しております。ドリンクはもちろん、料理にも使用いただけます。
私の一番のオススメは、ジンジャーシロップとミルクの組み合わせ!生姜のピリッとした刺激が癖になり、まるでチャイラテのようです。みなさんもオリジナルの組み合わせを見つけてみてください。(甘酒と混ぜても美味しいという噂も…)
無農薬の土佐山産ゆずを使用したゆずシロップ。店頭ではゆずスカッシュとしてご提供しております。
今年は、世田谷百貨店自ら土佐山に足を運んで、現地の農家の方の想いと一緒にジンジャエールを世田谷の皆様に届けることができればいいな、なんてことも考えています。