「金継ぎ」とは、割れたり欠けてしまった陶磁器を漆(うるし)で直し、金粉や銀粉で仕上げる日本独自の修理方法。
修理跡を隠さずにあえて金で装飾することで、モノを労わる思いや、壊してしまった人を思いやる気持ち、その器にまつわる様々な人の思いが「器」に刻まれます。
そんな豊かな気持ちになれる「金継ぎ」の、最後の仕上げだけをやっていただくワークショップです。
漆で直す一番のポイントは、安心して飲食に使えるという事。
大切な人が使う大事な器だからこそ、ちゃんと漆で直してあげたいですよね。
時間をかけて丁寧に少しずつ欠けを埋めていく。この部分は持永さんにやっていただきます。
■ 開催日時
2018年12月18日(火)と2019年1月29日の両日 (定員6名 先着順)
※両日の参加が必要です。
- 2018年12月18日(火)10:00-11:00(金継ぎの説明と仕上げについて)
- 2019年1月29(火)※お時間は初回参加時に確定
※2回目の開催時間は、講師が、初回の参加者にご都合の良いお時間を伺い確定します。
■ 内容
■初回:12月18日
初回に欠けた器を持ってきてもらい、金継ぎの説明や、どんな仕上げにしたいのかを話し合う。(修理金額の決定)
■2回目:1月29日
仕上げる前の状態の器を参加者にお渡しいたします。
作業工程の説明をおこない、練習をしていただいてから実際に器に漆を塗ります。
乾燥時間、30分程度。(その間、お茶をしながら仕上げの準備)
金粉もしくは、銀粉を蒔きます。
※漆を塗った部分は、1週間程度、触れません。持ち帰る際に器を入れる箱が必要になります。
■ 参加費
ワークショップ費用:¥1,500 (税込)
下記の金額表に基づく、金継ぎの費用が加算されます。
■金額表
欠けのサイズ(3ヶ所までの合計)/漆仕上げ(赤or黒)/銀マット仕上げ/金マット仕上げ
5mm/¥4,000/ ¥4,800/ ¥5,600
10mm/¥5,000/ ¥6,000/ ¥7,000
15mm/ ¥6,000/ ¥7,200/ ¥8,400
20mm/ ¥7,000/ ¥8,400/ ¥9,800
25mm/ ¥8,000/ ¥9,600/ ¥11,200
30mm/ ¥9,000/ ¥10,800/ ¥12,600
※それ以上の大きさは、ご相談ください。
※器の大きさに制限はありませんが、持ち帰りやすいサイズをお勧めします。
※欠けた器をお持ちでない方には、縁が小さく欠けた小鹿田焼5寸皿が3枚ありますので、1枚1,000円でお譲りすることも可能です。
■ 申し込み方法
下記のお申込みフォームより、申し込み手続きをお願いいたします。
または、店頭もしくはお電話(050-1745-7700)にて、世田谷百貨店スタッフにお問い合わせ下さい。
モノ継ぎ:持永かおり
卒業後、陶芸の指導と制作、美術品などの修復に携わり、2011年の震災を機にモノを作る側から直す側へと転身。ワレモノ修理プロジェクト「モノ継ぎ」を立ち上げる。
以降、国産の漆を使った日本古来の「金継ぎ」という技術で、陶器やガラスの食器・美術品などさまざまなワレモノの修理を、年間300個以上手がける。
現在はホームページからの受注に加え、2ヶ月に一度、東京都世田谷区の〈D&DEPARTMENT TOKYO 〉にて金継ぎの受付も定期開催。2018年 Eテレの「デザインあ」に出演し好評を得る。
著書に「繕うワザを磨く 金継ぎ上達レッスン」(メイツ出版)がある。
https://www.monotsugi.com/